【映画*福田村事件を見て】 人間の愚かさ、無知さ、都合のよさ 「残念で哀れで恥ずかしい我ら人間」、隠されてきた過去

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こころのボヤキ

映画 福田村事件を鑑賞してきました。なんともやりきれない、、、。

実際に千葉県であった洗脳的勘違い集団心理から生まれた虐殺の話。あまりに人間の阿呆さが行動に出てしまったためなのか、100年近く表に出なかった(なかった事にされている)残念な出来事。

私も一人間として、自分にもこういう馬鹿みたいな判断、行動をとることがあるのでは、もしかしたらいままでにそういう行動をしてきたのでは、、、と考えてしまった。

災害や有事が起きれば人間は哀れな行動(不安に付け込まれ、デマをながす、広める)に出てしまうという、人間行動学として子供たちに知っておいてほしい。「無知の知」の教育。まず、我々人間は恐怖に支配されれば、あほな事をなんでもできてしまう。それが人殺しであってもやってしまうのだと。

人間は自分の知ってる事や経験してきたことでしか物事を判断できない。外の世界を知らない、狭い世界だけで生きることは愚かになりやすいのだろうか。「無知が引き起こす愚かさを知る」、「無知な人ほど他人を差別してしまう」そういう「人間の残念で、愚かで、恥ずかしい面」を道徳の時間なり、社会の時間なりで子どもたちに考えてもらってもいいのかなと感じた。

また最後まで自分の愚かさに気付くこともなく、常に誰かのせいにしていたい人間達。「朝鮮人のせいだ」、「国のせいだ」と都合のいい解釈ばかりする(胸糞悪い)人間たちを上手に演じている役者さんたちがすごいと思いました。

人間の愚かな傾向を少しでも知っていれば、自分を振り返る、恐怖に支配されても、きちんと自分の頭で物事を考えてみる、「みんなが言っている」は本当なのか考える。

映画館を出て感じる平和な今の世界とのギャップ。今の世界でこんなこと起きるわけはないだろうと思い込みたい自分がいたが、いつ何時同じような状況になってしまうことだって十分あり得る。

あとは私は女だから、自然とそういう見方になってしまったのだが、(フェミニストではない)男性がいなければ戦争、トラブルはだいぶ減るのにななんて。女にもキチガイはちゃんといるけど、そこまで自分のプライドを大事にしたい軍人とか、威勢をはるために大声で怒鳴り散らしたり、殴り始めたり、威嚇したりするそういう女キチガイタイプは稀な気がする。(悲劇ヒロインになりたくて叫ぶヒステリックは多し)

なんだろう。国全体として、教育水準が低かったり、経験が乏しいとそうなってしまうのか。もしくは境界知能とかの問題もあるのでは。。。とかいろいろぐるぐる考えさせられるすごい映画でした。

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